堀尾 慎
Bigdata&Analytics事業部
石塚 大輝
コンサルティング事業部
柏原 亮太朗
Bigdata&Analytics事業部
Agenda 01
信頼が、新たなチャレンジを生んだ。
仕事を通じて育んだ信頼関係が、新たな依頼を呼ぶ。そこでのチャレンジが自社の技術力を高めていく……。顧客である大手通信キャリアのビッグデータを分析し、マーケティングに活かす予測モデルを開発する。このプロジェクトはシイエヌエスが築き上げてきた価値を象徴するものだった。「始まりは何気ない会話でした。当初は別の業務でお客様のもとに駐在していたのですが、趣味で自作していたAIツールについてお話させていただいたところ、『そんなこともできるんだ』と同案件についてご相談いただけたのです」きっかけをつくったのは、石塚大輝。営業からデータサイエンティストへの転身を果たした異色の人材だ。早速、上司に報告を入れると、社内でプロジェクトチームが発足。開発メンバーにアサインされた堀尾慎は当時の心境をこう振り返る。「入社以降、通信業界のプロジェクトを経験してきたとはいえ、お客様は誰もが知っている大企業。プレッシャーに身震いしていました。これまで培ってきた技術や知識が、通用するのか否か。持てるすべて注ぎ込もうと考えていました」
Agenda 02
未知の困難を乗り越え、前例のない開発に成功。
日本最大級ともいえる膨大なデータをAIで分析し、ターゲット層を明確にする予測モデルを開発し、解約防止や有料サービスへの加入促進を実現する。それが、同プロジェクトのミッションだった。しかし、開発は思惑通りには進まなかった。当初のスケジュールから遅れも生じ、別業務を任されていた石塚もプロジェクトに参画。総力を上げての開発体制が整えられた。「前例のないチャレンジであったため、開発に当たってはトライ&エラーの連続でした。高難度なアルゴリズムへの理解、精緻な予測を実現するための設計……。未知の困難を何とか乗り越えることができたのは、全員が一丸となれた証だと思っています」(堀尾)「私の役割は、プロジェクトを円滑に進行させること。何とかプロジェクトを立て直すことができたと自負しています。また、開発においてもデータ整理を主に担当。扱うデータがとてもきれいだったので、『AIにどのようなデータを食わせるか』に集中できました」(石塚)一時はプロジェクトの完遂すら危ぶまれたものの、無事に予測モデルの開発に成功。同プロジェクトは顧客の社内表彰も受け、その信頼はさらに強固なものになったようだ。
Agenda 03
言われたことをこなす、では足りない
現在は、チームリーダー・堀尾のもと、運用フェーズに突入。新たな予測モデルの作成や、既存モデルの改善など、顧客からの多様な要望に応え続けている。そうした日々の中で、チームを牽引しているのが柏原亮太朗。若手のホープだ。「お客様から依頼されたことだけをやる。それでは、この仕事は務まりません。依頼の背景や目的を知り、そのために必要な提案を重ねていく……。先輩方の背中を見ながら、お客様の期待を超えるデータサイエンティストになりたいと思っています。複雑なアルゴリズムや理論に触れながら、自らの技術が向上している手応えも感じているところです」顧客に伴走するパートナーとなることは、「ITを超える価値」への第一歩。同プロジェクトに関わったメンバーたちは、それぞれに今後の展望を抱いている。「よりよい予測モデルを構築する。それが、お客様の期待であり、最大の喜びになっています。百発百中とはいきませんが、しっかりと精度を高め、このプロジェクトの発展を牽引していきたいです」(柏原)「現在は別の業務を担当していますが、新たな価値を提供できないまま。悔しい想いをしています。お客様のために、何かを生み出す。そのための努力とチャレンジを続けていきたいです」(石塚)「今後の目標は、『データサイエンスの民主化』に取り組むこと。お客様の各部署でその知見が広がれば、ビジネスの可能性はさらに広がっていくはず。データ分析のスペシャリストとして、お客様の成功にコミットしていきたいですね」(堀尾)